これは2ch的自意識をもって、2ch的自意識について書かれた物語です。たぶん。
早逝してしまった伊藤と円城との間で
「俺の嫁」現象について笑いながら本気で検討されてたんじゃないだろうか。
伊藤らしい率直なプロットに円城ができる限り寄り添って書いてくれた。
立派に引き継いだと思う。
伊藤だったらこんなに色っぽくならなかったし、
円城だったらこんなにエンターテイメントにならなかった。
ただし、人の創造を継いで書くというのは彼らの間では
配慮がだいぶあったように思う。
驚きという点では足りない。無難に落ちたという印象があるので
星は3つです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・物語
- 感想投稿日 : 2013年12月25日
- 読了日 : 2013年12月25日
- 本棚登録日 : 2013年12月25日
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