屍者の帝国

  • 河出書房新社 (2012年8月24日発売)
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本棚登録 : 3391
感想 : 441
3

これは2ch的自意識をもって、2ch的自意識について書かれた物語です。たぶん。
早逝してしまった伊藤と円城との間で
「俺の嫁」現象について笑いながら本気で検討されてたんじゃないだろうか。


伊藤らしい率直なプロットに円城ができる限り寄り添って書いてくれた。
立派に引き継いだと思う。
伊藤だったらこんなに色っぽくならなかったし、
円城だったらこんなにエンターテイメントにならなかった。

ただし、人の創造を継いで書くというのは彼らの間では
配慮がだいぶあったように思う。
驚きという点では足りない。無難に落ちたという印象があるので
星は3つです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・物語
感想投稿日 : 2013年12月25日
読了日 : 2013年12月25日
本棚登録日 : 2013年12月25日

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