青い余韻。月を眺めたくなる。
短いお話が、少しずつリンクしている。
それは、とても自然に、
記憶の欠片がキラリとするぐらい静かで小さくて。
けれど、温かく、なぜか懐かしい気持ちになる。
針がとぶレコードの、そこにある聴く事のできない音楽。
聴けない音楽を想像するように、
見えないものや消えてゆくものを想う人たち。
この7篇(+1篇)の、繋がり、本には描かれていない物語。
あるけれどないもの。そこに見える風景や音を、想像しては愛しく想う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
■日本文学
- 感想投稿日 : 2014年1月13日
- 読了日 : 2014年1月4日
- 本棚登録日 : 2014年1月4日
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