日本の近代 猪瀬直樹著作集8 日本人はなぜ戦争をしたか (第8巻) (日本の近代猪瀬直樹著作集 8)

著者 :
制作 : 関川夏央  鹿島茂  船曳建夫  大岡玲 
  • 小学館 (2002年7月1日発売)
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伊勢湾での海軍夜戦模擬演習のあと、山本五十六連合艦隊司令長官は研修生に感想を求めた。「潜水艦対策や砲撃戦は見事でしたが、航空機に対する備えが弱いような気が・・・。」海軍の弱点を衝かれ、山本が唸った。「よし、ウィスキーを1本やろう」 山本にみる戦争回避派と、軍部開戦派とのそれぞれの人間関係、さらには内閣総力戦研究所の研修生との関係を織り交ぜながら、日米開戦への過程を詳細につづる。東條英機の苦悩は、あらためて太平洋戦争の意味を考えさせられる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦争
感想投稿日 : 2010年10月6日
読了日 : 2010年10月6日
本棚登録日 : 2010年10月6日

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