中学生の時以来50数年ぶりの再読。政夫や民子に近い年齢で読んだその時と、その母に近い年齢で読んだ今。卵的の恋はくすぐったくもあったが、そういう気持ちはいくつになってもあるもので、いくつになっても卵的の恋はできる。中学生の時にはその母の気持ちにどれだけ思いを寄せられたか。今はその母の気持ちがとてもよくわかってせつない。
「野菊の墓」のほかに3編収録。作者の一本通った思いを感じる。朴訥としている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年3月11日
- 読了日 : 2017年3月11日
- 本棚登録日 : 2017年3月11日
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