新選組研究第一人者である筆者の研究による記録。
物語というより取材して得た情報を随筆の形で綴っているという感じ。心打たれるストーリーを求めると肩透かしをくらうが、新選組の出来事に集中しているので時系列で流れをつかみやすく、簡潔で淀みなく読み進められる。(サブ情報は本文とは別に注釈として触れられてます)
司馬作品など周辺人物のエピソード挿入が多い時代小説で幕末に馴染んでから読むと大筋が理解できスッキリ感が得られます。
新選組入門者にもわかりやすく、割と知ってる人も基本としておさえたい教科書的一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年9月8日
- 読了日 : 2013年9月3日
- 本棚登録日 : 2013年9月8日
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