現代らしくネットでの交流から発展する恋愛を描いた小説ですが、シリアスな現実問題にお互いが葛藤するという大きな流れがあり、メール、チャット、ブログなどを通しての会話や、主客転換など、様々な技法も織り交ぜた意欲作といえるでしょう。
ただ、あまりにも展開がベタすぎるせいか(笑)、普通、そういう思考やふるまいはしないだろうとか、設定ありきの前振りが露骨すぎて、いまひとつ自分には馴染めなかった。そもそもの発端である小説のラストで、普通そこまで根に持つ内容かなあ?(笑)とかそういう感じです・・・。
ブクログのレビューを迂闊にも先に読んでしまって、前半のミステリアスな部分をネタバレされてしまっていたことも悪影響しているかもしれません。(泣)
まあ、さらりとした知識提供があったり、プラスマイナスの心情の対置がきれいに描かれていてラストも落ち着いた風でしたので、その辺は良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説など
- 感想投稿日 : 2012年6月9日
- 読了日 : 2012年6月9日
- 本棚登録日 : 2012年1月11日
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コメント 2件
まろんさんのコメント
2012/06/10
mkt99さんのコメント
2012/06/10