10数年前に読了。当時、エロス関連小説・評論を読み漁っていた頃にその一環で読んだ記憶がある。(笑)
古今東西のあらゆる手法で表現されるエロティシズムの作品に対し、澁澤龍彦ならではの洞察力で、細に入る真面目な筆致で迫った評論を再編纂したものである。その独特の世界観の暗闇の深さはたまりません。本書に取り上げられた小説は、その後の読書の参考にさせてもらった思い出もあります。(笑)
詳細にこだわり掘り下げられた内容であるので、本当にそうなのかどうか、いろいろ試したくなったりして・・・!
ジョルジュ・バタイユの有名な「エロティシズムとは死にまで高まる生の称揚である」という言葉を強く感じる評論集となっている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
評論
- 感想投稿日 : 2011年8月14日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年2月21日
みんなの感想をみる