トップ・レフト ウォール街の鷲を撃て (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2005年7月25日発売)
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本棚登録 : 771
感想 : 89
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2013.4.19~5.12 読了
国際金融の入門書として好適な一冊。シンジケートローン(協調融資)、特に国際協調融資の実態がよく分かる。アジア通貨危機、ロシア財政危機を時代背景として、その当時の国際金融界の動きも描かれている。また邦銀と海外銀行との違いをタテ組織/ヨコ組織、権威主義/実力主義として対比されており、ほとんどの業種でグローバル化に遅れをとるニッポン株式会社を予見した形となっている。ストーリー的には今一つ物足りない気もするが、ん~、デビュー作としては合格点かな。”トップレフト”プレートの実物を見てみたい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: テーマ小説
感想投稿日 : 2013年4月23日
読了日 : 2013年5月12日
本棚登録日 : 2011年11月15日

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