老女アンナは人を疑うことを知らない財産家。25歳のカトリは高い数学力をもって、人々のごまかしを見抜く、誠実さで名高い娘。ただし、愛想の1つも言わないので、村人からは友人としては慕われない。
カトリが弟マッツにボートを買い与えるための資金をつくるために、アンナの財産を「誠実」な方法で狙う。
交流する中で、アンナは人を疑うことを知り、カトリは優しく接することを覚える。頑固とも思えるカトリが最後に、嘘に耐え切れずに告白することを見ると、トーベは「優しさ」が勝つ、といいたいのかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年8月6日
- 読了日 : 2009年10月3日
- 本棚登録日 : 2023年8月6日
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