「私」の弟はぶらんこが得意。サーカスのぶらんこ乗りを見てから、ぶらんこに病みつき。でもある日、ぶらんこで空高く舞っているときに1つのひょうが弟ののどに当たった。弟はそのとき声を失った。それからというもの、弟は庭の大きな木にぶらんこをつくってもらって、夜中そこにいて、ひとりで物語をつくるようになった。そう、あの事件が起こる前までは。
評判高い声をたくさん聞いたから読んでみた。
この子たちのお母さんの、ピントの外れた考え方と、それを優しく包むお父さんがほほえましい。
そして弟のとんちのきいたいたずらと、姉に向けた優しい仕掛け。
そこにリアリティが生まれるのは気難しいおばあちゃんのおかげ。バランスが保たれてる家族だなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年8月5日
- 読了日 : 2008年1月14日
- 本棚登録日 : 2023年8月5日
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