シリーズ第3弾。
なかなか手に入らないシリーズで、やっと次の作品が手に入ったので、読むことに。
今作は近所のお兄さんに恋する小学生、戦後から風早の街で喫茶店を営んで来たマスター、そしてヒーローに憧れる普通の若者の3人を主人公とした3編からなる。
太平洋戦争の話や、現在の日本の武器製造の話など、これまでよりとても大人向けの話が多いのが特徴的。「星に願いを」と言うサブタイトルから勝手にもう少しキラキラした内容かと思っていたが、読んだ後に心に重く残るものがある。
作者も後書きに書いているが、戦後から平成そして令和まで生きてきた人々の記憶を私も未来へ引き継いでいきたいと強く思う。
その為に自分で出来ることをいろいろ考えているが、やはり作家さんの文章に乗ると言葉の重みが違うなぁ、と感じた。
これからの未来を生きる人々がいつまでも平和でありますように…
もう二度と意味のない命を奪う戦争が起きない世の中が続きますように…
星に願いを。
後書きに作者さんが書いているように、私も作者さんからTwitterでメッセージをいただきました。
とても嬉しかったです。
その意味が今作の後書きで分かって、納得です。
私も「言ってあげられる一言」が呟けるようになれたらいいなぁ…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトな感じ
- 感想投稿日 : 2020年6月10日
- 読了日 : 2020年6月10日
- 本棚登録日 : 2020年4月3日
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