たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

  • 新評論 (2015年9月4日発売)
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考えたり、学んだりするときに不可欠な質問づくりの方法は、民主主義を可能にする基本スキルである。
思考力を構成する3つの思考力があり、それは
「多様なアイデアを考えだし、幅広く創造的に考えられる発散思考」
「答えや結論に向けて、情報やアイデアを分析統合する収束思考」
「自分が考えたことや学んだことを振り返るメタ認知思考」
である。
生徒自身による質問づくりを可能にするため、教師が発問するのではなく、質問を作り出すための引き金となる「質問の焦点」を示す必要がある。また、それは
①明確
②質問ではない
③刺激によって新しい思考を誘発
④教師の好みや偏見は表さない
ものが効果的である。
質問をたくさん出すための5つのルールは
①できるだけたくさんの質問をする
②質問について話し合ったり、評価したり、答えたりしない
③質問は発言の通りに書き出す
④意見や主張は疑問文に直す
というもの。

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感想投稿日 : 2023年12月29日
読了日 : 2023年11月12日
本棚登録日 : 2023年11月12日

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