デビュー作
江戸と明治が微妙に混じりあった時代の雰囲気が
なんかすごくいいです。
活気と、もの悲しさとが同居してる感じがたまらない。
そして、今後シリーズものとして世に出される作品の形や
エッセンスみたいなものが垣間見える。
少しドキドキしながら、微妙な時代背景と相まって、
歌舞伎の世界は知らないけれども楽しめました。
デビュー作でこれだけ描けるんだもの、やはりスゴイです。
ちなみに、狂斎幽霊画考というデビュー作の原型となった
作品が収録されてますが、間違ってもこちらを
先に読まないように!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
北森鴻
- 感想投稿日 : 2019年12月17日
- 読了日 : 2019年4月9日
- 本棚登録日 : 2019年12月17日
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