抱き桜 (小学館文庫 や 5-2)

著者 :
  • 小学館 (2008年3月6日発売)
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本棚登録 : 19
感想 : 3
4

舞台は戦後をまだ引きずっている昭和三十年の和歌山。
夏休みに入って間もなく出会った広之と勝治。
たったひと夏の限りなく濃くてかけがえのない時間。
様々な思いと心を引っ掻く傷と冒険と・・・
楽しいけれど切なくて、そんなもやもやとした感情や
ちょっとくすんで見える光景やニオイが親の愛情とともに
ジワジワと浸透してくる感じで、懐かしささえ覚えた。

吉野の桜。大和上市の桜は、きれいなんだろうなぁ~
読後感はジーンとします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2010年9月2日
読了日 : 2010年9月2日
本棚登録日 : 2010年9月2日

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