舞台は戦後をまだ引きずっている昭和三十年の和歌山。
夏休みに入って間もなく出会った広之と勝治。
たったひと夏の限りなく濃くてかけがえのない時間。
様々な思いと心を引っ掻く傷と冒険と・・・
楽しいけれど切なくて、そんなもやもやとした感情や
ちょっとくすんで見える光景やニオイが親の愛情とともに
ジワジワと浸透してくる感じで、懐かしささえ覚えた。
吉野の桜。大和上市の桜は、きれいなんだろうなぁ~
読後感はジーンとします。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年9月2日
- 読了日 : 2010年9月2日
- 本棚登録日 : 2010年9月2日
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