なぜ絵版師に頼まなかったのか (光文社文庫 き 12-6)

著者 :
  • 光文社 (2010年10月13日発売)
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タイトルを見た時に、アガサ・クリスティへの
オマージュか?と思ったのですが、どうやら色んな作家さんの
有名な作品名をもじっただけのようです。でも面白い(^◇^;)
「なぜ絵版師(えはんし)に頼まなかったのか」
「九枚目は多すぎる」「人形はなぜ生かされる」
「紅葉夢(こうようむ)」「執事たちの沈黙」の5編を収録。
明治のお雇い外国人として東京帝大で医学を教えたベルツと、
その弟子となった葛城冬馬たちが遭遇する数々の事件を描いた
軽めな時代ミステリですね。
シリーズ化している他の作品のようなミステリを
連想してはいけません。
カバーイラストからもわかるように軽い内容なので
箸休めにちょうどいいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 北森鴻
感想投稿日 : 2019年12月17日
読了日 : 2019年3月20日
本棚登録日 : 2019年12月17日

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