古代から現在までの日本における茶文化形成史。飲茶習慣の変容や茶をめぐる思想の変遷が要領よく整理されている。古来不変の伝統だと思わされていることが、意外と歴史の浅いものであることがわかる(例えば懐石料理が現在のようなものになったのは第二次大戦後だという)。教科書的な〈村田珠光→武野紹鴎→千利休〉説を後世の仮構とみなし、珠光を茶の湯の「開祖」とする見方を否定しているのが興味深い。
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2012年6月16日
- 読了日 : 2012年6月16日
- 本棚登録日 : 2012年6月16日
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