パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い

著者 :
  • 講談社 (2010年10月8日発売)
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 堺利彦の「売文社」時代に焦点を絞った評伝。社会主義史や大正デモクラシー史では、大逆事件後の「冬の時代」のカムフラージュ稼業として軽視されがちな「売文社」を、編集プロダクションや翻訳エージェントの先駆として高く評価している。「万朝報」「平民社」時代や大逆事件にも紙幅を割いているが、社会主義者・運動家としての姿よりも、文人・編集者としての姿に重きを置いている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評伝
感想投稿日 : 2014年10月4日
読了日 : 2014年10月4日
本棚登録日 : 2014年10月4日

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