ダン・アリエリー氏の「予想どおりに不都合」に続く2作目であり、アリエリー氏の過去の体験や実験に基いた人間の不合理性について書かれています。
ページ数はそれなりにありましたが、人間が何故不合理な選択を取ってしまうかを学ぶことができ、楽しく読み終えることができました。前作に比べアリエリー氏の体験を通した内容が多く親近感が芽生えました。
特に印象深かったのは、人間は報酬よりも仕事の意義に価値を見出すこと、大勢が犠牲となる事件より顔が分かる犠牲者の方に強い関心を持つ、これらの内容は普段仕事していたりニュースを見ているときに思い当たるなぁと感じました。
ただ、読んでいて実験の説明については何か図を差し込んだ方が分かりやすいのではないかと思いました。
我々は日頃生活をする上で、様々なバイアスが働いて選択を行っていますので、本書で学んだことを少しでも活用できる生活を心がけたいなと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2024年4月27日
- 読了日 : 2024年4月27日
- 本棚登録日 : 2023年12月13日
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