文科系のパソコン技術: ライティングシステム序説 (中公新書 1304)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年6月1日発売)
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文科系なんてとんでもない。名前から想像したよりずっとパソコンエキスパートな内容だった。著者は専門職でなくても中級から上級のエンジニアだと思われる。

中でもG・K・チェスタトンの次の言葉を引用し、パソコンに当てはめていたのは興味深い。
『狂人とは理性を失った人のことではない。狂人とは理性以外のあらゆる物を失った人である。』
パソコンは定められたようにしか動かない道具、それだけなのである。

パソコンという道具は何が得意か、何ができないか、という特性を上手く解説していた。
パソコンに限らず、そういった観点で物、生活を見つめるのは誰にでも役に立つことだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年9月9日
読了日 : 2011年9月9日
本棚登録日 : 2011年9月9日

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