少年名探偵 虹北恭助の新冒険 (講談社ノベルス)

  • 講談社 (2002年11月18日発売)
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感想 : 32
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【感想】
・ミステリ要素は、ないこともない。

【一行目】
 「リターンズだ――」

【内容】
・恭助くんはちょこっと出た(ような気がする)。主人公は若旦那だという一冊。

▼虹北商店街についての簡単なメモ

【青谷】喫茶店「FADE IN」のマスター。美形だがミーハーな女性客を避けるため顔の下半分を髭で隠している。店名通り、映画好き。寅さんが映画の原点だと信じている。
【妖/あやかし】京藤光太郎(きょうどう・こうたろう)監督の怪談映画。小野寺氏推薦。
【綾小路】虹北市民病院の美形医師。響子は名医認定した。
【一福/いっぷく】こちょう屋の隣にあるお好み焼き屋。響子の同級生、寺田春男くんの家。
【お願いビル】元々は幼稚園受験から高校受験までのための塾ビルが建つ予定だったが不況で建設中止となり廃ビルとして残った。当初は「幽霊ビル」と呼ばれ子どもたちに大人気だったがお願いがかなうビルと言われいつしか「お願いビル」と呼ばれるようになった。
【小野寺史朗/おのでら・しろう】映画館「虹北キネマ」の館主。かける映画の審査は厳しい。
【風街美里/かぜまち・みさと】担任教師。二十歳プラス百八十か月くらい。学生時代空手をやっていて「無敵の美里」と呼ばれていた。
【克史/かつし】響子のクラスメート。情報屋。あらゆる情報を集めているが信憑性はいまいち。
【香奈】お肉屋の娘。いじめにあっていたがお願いビルにお願いしたらやんだ。
【カルチェラタン】本格フランス料理屋だがなぜかメニューにカマスの塩焼きなんかが入ってたりする。
【河戸】河戸酒屋の店主。「酔いどれ河戸」と呼ばれている五十八歳。
【気狂いピエロ】ゲームセンター。毅くん御用達。
【木村洋品店】主人は頑固者。水木呉服店に対抗できる唯一の存在で仲が悪い。
【清/きよし】カメラ屋「大怪獣」の若旦那。アメリカ俳優のようなキザなポーズがよく似合う。
【コーパレーション】夜泣きそば屋。
【虹北キネマ】自主制作専門の映画館。
【虹北恭一郎/こうほく・きょういちろう】恭助の祖父。
【虹北恭助/こうほく・きょうすけ】古書店「虹北堂」の息子。小学五年生だが学校には行っていない。なんでも本にはすべての知識が詰まっているから学校は必要ないんだとか。聞いただけで謎を解く不思議な能力から「魔術師」と呼ばれている。目が細い。
【虹北商店街/こうほくしょうてんがい】古い商店街で店の種類も多く、生まれてから死ぬまでに必要なあらゆるものが揃うそうだが不況の風が吹き荒れている。アーケード街は一キロもあるそうだが、天神橋筋商店街並み?
【虹北堂】古本屋。虹北商店街はこの店から始まって増殖した。恭助の祖父の店だが祖父は買付のため全国を飛び回っておりほとんど店にいない。
【こちょう屋】駄菓子屋。百歳を超えてるかもしれないおクマ婆さんがやってる。
【佐々木さん】響子のいる小学校の卒業生で腕のいい医師。響子には無縁。今度県議会に立候補するとか、小学校にプールを寄付してくれるとかの噂がある。
【茂】木村洋品店の一人息子。大学生にして暴走族のリーダー。
【シネマニア】隣町の自主制作映画グループ。
【翔一/しょういち】クラスメート。
【翔子】美空レコードの娘。幼稚園児。お母さんが市民病院に入院している。
【シロ】哲学さんといっしょにいる犬。
【鈴木陽子/すずき・ようこ】退職した教師。
【大怪獣】カメラ屋。
【タイトロープ】駅の反対側にできた大型スーパー。売り上げが落ちるのではと大騒ぎしたが、できた後も特に商店街の売り上げに影響はなかった。えらい店名や。
【辰巳/たつみ】カメラ屋「大怪獣」の番頭。七十歳を越え痩身、無表情でハリウッドスターのような風貌。
【毅/つよし】料亭の息子。
【哲学さん】駅前に住むホームレス。商店街の中央広場によくいる。穏やかで子どもも子ども扱いしない。
【デッドライン】おもちゃ屋。えらい店名や。
【寺田春男】お好み焼き屋「一福」の息子。お菓子好きで太っている。
【ナイト】虹北堂の黒猫。
【西岡】メガネをかけた七三分けのクラスメート。目立ちたがり屋で何にでも立候補する。卒業記念実行委員会にも立候補し響子とともに選ばれた。
【野村響子/のむら・きょうこ】語り手。小学五年生、二話目から六年生。虹北商店街のケーキ屋さんの娘。両親と大学生の姉がいる。ピアノを習わされているせいで音楽は嫌い。
【野村真/のむら・まこと】響子の父。プロレスラーのような太い腕のケーキ屋さん。酒は苦手。虹北商店街振興会の会長。
【鳩矢】「シネマニア」のプロデューサー。
【FADE IN】青谷さんがやってる喫茶店。
【藤井真理/ふじい・まり】クラスメート。
【松本】フランス料理屋「カルチェラタン」のオーナー。
【美亜】学校で残され塾でも残され「わたしの青春はどこに行ったの」と嘆く小学二年生。学校の校庭に鬼を見た。
【水木呉服店】発言力が強く頑固者。木村洋品店と仲が悪い。
【美佐子さん】水木呉服店の一人娘。美人。
【宮崎】イラストレーター。色白の青年。映画好きで市川崑監督の金田一耕助シリーズを最高だと信じている。
【三好由香/みよし・ゆか】クラスメート。
【名探偵はつらいよ】虹北商店街のプロモーションビデオのはずがなぜか大量殺人が発生し大怪獣が商店街を破壊する。若旦那、宮崎さん、青谷さんのトリオが作った。
【メヌエット賞】商店街を盛り上げるためのアイディア募集イベント。第一回受賞は「すべてがトウフになる」。その後迷走。
【由美子】喫茶店「FADE IN」のアルバイト。大学で社会教育学を学ぶ。
【リュウ】一福の猫。触ろうとするとかみつく。弱っていたところをナイトが連れてきて、寺田春男くんが飼うことにした。
【若旦那】カメラ屋「大怪獣」の若旦那。四十歳独身、甘いマスクに長身。モテ要素満載だが恋人はいない。映画好きで大怪獣の出る映画だけを認めている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ふつう
感想投稿日 : 2021年8月30日
読了日 : 2021年8月30日
本棚登録日 : 2021年8月30日

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