本当はちがうんだ日記

著者 :
  • 集英社 (2005年6月24日発売)
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★その日から私の本番が始まった。(p.205)

図書館で『にょっ記』を読んで興味ひかれていた著者です。/自分と世間のズレのようなものを書いてはります。/なんかふしぎにこわい気もしますが僕のなかにも似たようなパーツがあるような気もします。/どのページを見ても「名言」を拾えます。/まあ、なんというか、う~ん、すごいひとです。

■簡単なメモ

「エスプレッソ」苦くて飲めないのに素敵だから好きとか。とあるテレビ番組によるとエスプレッソは砂糖を大量投入しコーヒー味の砂糖をジョリジョリ味わうスイーツなのだとか。知らんけど。《実は、今ここにいる私は「私のリハーサル」なのである。》p.9

「愛の暴走族」とあるアンソロジーで読んで「怖っ!」と思いました。この本を手に取った直接の理由です。《彼らはベツモノになってしまった。》p.18

「硝子人間の頃」《何かに感動するひとは鈍感なんじゃないか、と今の私は思う。》p.124。ああ、それはそうかも。

「みえないスタンプ」たぶんそれはあるでしょう。

「いっかげん」たしかにいっかげんはこわいです。

「ロマン文庫の皮剥き」え、富士見ロマン文庫って金子國義さんのカバー絵やったの? 守備範囲外やったからまったく知らへんかった。惜しいことした・・・とはいえやっぱ買うことはなかったやろなあ。

「止まっている」自分のなかで「止まっている」もの。考えてみるといろいろ出てきそうです。でもジャニーズが江木俊夫で止まってるってのは早すぎへん?

「知らないこと」まあ、いくつになっても知らんことは出てきて不意に恥かくことありますね。死ぬまで知らへんかった方がよかったかもと。

「この世の大穴」誰もがが最後に吸い込まれる大穴。そこはすべてを許し穏やかで・・・って考えるとたしかにちょっと残念かも?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 好感あり
感想投稿日 : 2023年7月19日
読了日 : 2023年7月19日
本棚登録日 : 2023年7月19日

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