この世の彼方の海―永遠の戦士エルリック〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2006年5月1日発売)
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本棚登録 : 171
感想 : 7
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エルリックサーガの二冊目。
メルニボネを後にして旅を続けるエルリックとストームブリンガーの冒険が描かれている。

このシリーズは異次元の平行世界でも同じような冒険が行われているという設定があるらしく、ここでその設定が初めて現れる。
ある国の海岸で今にも死にそうになっているエルリック(いつものことだが)の前に、船が現れる。その船には数人の戦士が乗っており、その戦士たちとともにエルリックは戦うことになる。その戦士たちの中に「お前にあったことがある」という戦士がいる。それが、平行世界の設定の一幕。

そうやって戦い続けるエルリックが、とうとうメルニボネに帰る時がやってくる。
それは彼にとって残酷で冷酷な現実をつきつけることになる。

そのワンシーンを読んで、「えっ!?」と声を上げてしまった。

詩的で想像力をかきたてる文章や読者をひきつける魅力があるシリーズ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2015年7月25日
読了日 : 2006年6月14日
本棚登録日 : 2015年7月25日

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