シリーズ完結編。
ま、なかばおまけ的な感じかな。本来の意味でのクライマックスは前作だったと思うので。
そして今作は芽吹が頭脳戦、心理戦ではなく、肉弾戦になってるあたりが物語の作りとして面白いなー。
腕を差し出す芽吹の魂は第一作からブレてないし、芽吹をかばう兵藤の芽吹への思いも変わらないし、そんな二人のラストシーンは胸にきますね。
出だしの小咄(?)がけっこう重要なポジションのこのシリーズ、ラストシーンはにくい限り。
脇役までがしっかり生きているシリーズなので読んでいて飽きなかったです。
わりと「ラブ」を前面に出しながらもしっかり事件もあるという、上手い作家さんだなと思った。
他も読んでみてもいいなと思わせる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL
- 感想投稿日 : 2019年6月30日
- 読了日 : 2019年6月30日
- 本棚登録日 : 2019年6月30日
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