交渉人は愛される (SHYノベルス)

著者 :
  • 大洋図書 (2011年7月29日発売)
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本棚登録 : 647
感想 : 38
3

シリーズ完結編。
ま、なかばおまけ的な感じかな。本来の意味でのクライマックスは前作だったと思うので。

そして今作は芽吹が頭脳戦、心理戦ではなく、肉弾戦になってるあたりが物語の作りとして面白いなー。
腕を差し出す芽吹の魂は第一作からブレてないし、芽吹をかばう兵藤の芽吹への思いも変わらないし、そんな二人のラストシーンは胸にきますね。
出だしの小咄(?)がけっこう重要なポジションのこのシリーズ、ラストシーンはにくい限り。

脇役までがしっかり生きているシリーズなので読んでいて飽きなかったです。
わりと「ラブ」を前面に出しながらもしっかり事件もあるという、上手い作家さんだなと思った。
他も読んでみてもいいなと思わせる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL
感想投稿日 : 2019年6月30日
読了日 : 2019年6月30日
本棚登録日 : 2019年6月30日

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