アメリカン・スナイパー ブルーレイ&DVDセット (初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
- ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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アメリカ イズ 正義
な考えを持つ登場人物が出てくるのだけど(志願兵たちだから当たり前といえば当たり前といえる)、でも根底に「そうだっけ?」と疑問を投げかける空気を漂わせながら進んでいく。
実話だけにリアルで淡々としているものを、戦場と家庭を交互に見せて行くことで抑揚をつけ、クリスの心情の変化もうまく見せていて面白かった。
自分の国を家族を守るために戦場へ行き、友を失い仲間を亡くしても国のためにと敵を倒してきたのに、国に戻ればそこではまるで戦争なんてないかのように笑いあい楽しく暮らす人々がいる。自分はなんのために戦っているんだ?と一瞬でも疑問に感じてしまわないように、国や家族を愛そう愛そうとする気持ちが、葛藤を呼び、PTSD状態と心配されてしまったとしたら、彼の心情はいかほどのものだったかと。
いろいろ難しい政治的なことなどを考えさせる一面も持ちつつ、映画としても単純に面白いという良い作品だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミリタリー
- 感想投稿日 : 2019年3月27日
- 読了日 : 2019年3月27日
- 本棚登録日 : 2019年3月27日
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