ともかく主人公の竜崎がかっこいい。不言にしろ有言にしろ、信念に基づいて実行でき、なおかつそれを通せるだけの精神的な強さや頭のよさがあって、それだけでも魅力的なのに、主人公が「嫌い」と表現してやまない元同級生で同僚の伊丹が主人公とよい意味で対になっているのが二乗によい。
見た目の性格でいうと逆に見える二人なのに、見た目と中身は正反対で、それを竜崎は嫌いつつも、伊丹に補われたり、逆に補ったりしているのがいい。本人にとっては泣き所なんだろうけど、それもまたチャームポイントになっている。
今野先生作品を読むきっかけになったお話。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2011年1月7日
- 読了日 : 2011年1月4日
- 本棚登録日 : 2011年1月4日
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