【あらすじ】
監督の仕事は「画龍点睛」だ。最後にチームに目を入れるのが、私の仕事。「再建屋」と呼ばれた柳本監督。五輪に向けてのチーム作り、自らの半生を振り返りバレーへの想いを赤裸々に語る。
【感想】
嫌われ役に徹して敢えて叱責したり、フォローしたり、休ませたり、相手チームを分析したり、代表落ちを宣告したり、監督の仕事は多岐にわたる。想像以上にハードなものだった。仲良しクラブではいけない。チームを勝利へと導く監督には圧倒的なリーダーシップが必要だ。こんな人に首相をやってもらいたいもんだ。バレー監督業の中に、教育、経営、政治、行政、いろんなことに通じるものを見た。
【刺さった言葉】
●『勝負』は負けがあって初めて勝ちがある。
●1つの問題を1つのプラスにするのではなく、複数のプラスに。だから問題は、実は、チャンスなのだ。
●五輪は100じゃだめ。120、150を発揮してやっと勝てる。
●百里行く者、九十里を半ばと思え。
●指導者が気を遣うのは、タイミング。コップ一杯の水をいつやるか。
●逆算して、シナリオを描くことが大事。毎日がんばろう、では駄目。
●最後まで強気の姿勢が、リーダーの務め
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年7月9日
- 読了日 : 2011年7月9日
- 本棚登録日 : 2011年7月9日
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