憂鬱でなければ、仕事じゃない

著者 :
  • 講談社 (2011年6月14日発売)
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過去に読んだ本の棚卸。

こちらは、幻冬舎代表取締役社長の見城氏と、サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏の対談を本にまとめたもの。
お二人の仕事観が詰まった一冊です。

このお二人の考え方に賛同しかねる部分もあるかも知れませんが、個人的には納得させられる内容が随所に盛り込まれていると感じました。
いわゆる自己啓発的な内容とは真逆に位置する言葉も綴られていて刺激的ですね。

今の自分の仕事に爆発力がない。
いろいろなものを吸収しすぎて何が正しいか迷いが生じている。

こういう人にはピッタリな一冊じゃないかと思います。
(自分もそうだったから良いと思ったんでしょう。)

以下、赤線を引いた部分です。

・小さなことを守れないやつに、大きな仕事などできるはずがない。

・努力するのは自分であり、それを結果として評価するのは他人である。
圧倒的なものになって、初めて「努力」と言える。一般的に言う「努力」など、その名に値しない。

・時間というものは、人を錯覚させる。
長くかければ、それだけ有意義であると思ってしまうのだ。なんと愚かしいことだろう。

・ビジネスマンとしての基礎がないまま行って成功するほど甘くありません。

・「新しく出ていく者が無謀をやらなくて、一体何が変わるだろうか?」

・ユニクロの柳井正社長
「ビジネスは、辛くて苦しい。しかし、それは正しいということだ」

・自分を苦しめていない奴はだめだと思う。自分を追い込み、憂鬱なことを乗り越える。そうすることが、仕事をする時の姿勢に、大きな影響を及ぼす。

・「君は身体を張ったのかい?」

・命ある限り戦いをやめてはならない。肝心な時こそ、利害、損得で動いてはならない。死んでもいい、と覚悟が定まった時、不可能だと思われていた何かが動く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2013年11月17日
読了日 : 2013年6月24日
本棚登録日 : 2013年11月17日

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