さらっと読む。今のプロジェクトに他の人たちを巻き込んでいくにはどうしたらいいのだろう?という視点で。
★マネしやすい行動を設定する
→できるだけ多くの人が参加しているように見せる
★似た者同士がくっつきやすい
★ネットワーク図を書いてみよ→中心人物(情報のハブ)にアクセスせよ
★(プロジェクトに)「友達の友達」と取り組む方が良い
★弱い絆(3次の隔たり)が、知識・情報を伝達していく
★強い絆と弱い絆の合わせ技
★つながり、つながりの実感を意図的につくる
★誘因両立性を作る(双方にとってメリット有り)
★ヒエラルヒーを活用するのもあり(上から言う)
・幸福、健康、成功、政治的態度が感染する
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〇人の行動特性
・直接結びついている人に影響されやすい
・人間は社会的関係に組み込まれているいる
・「自分とつながる他人」の欲しがるものを欲しがる
・他人の選択=世界を理解する効率的な手段
・人は同調性によって動機づけられる
・人は意思決定を、集団やヒエラルキーに委ねる傾向(特に抑圧されている場合)
・人は、自分を、他人の意思の道具として見ることができる
・誰もが他人に理解してもらいたい
・人は誰かに親切にされると、他の人にも親切にする
・つながりの多い人は、つながりの多い人とつながる
(孤独な人は孤独な人とつながる)
〇社会的ネットワークサイエンスのテーマ:
いかにして、どのようにして、人々は新しい考え方を受け入れるのか?どうしたら新しい考え方が人から人へ広まるのか
P39
通行人がある行動を真似る決定するのに、お手本となる群集の数が重要
A:たった一人でビルを見上げている「群衆」と共に立ち止まった人・・4%
B:15人でビルを見上げている「群衆」と共に立ち止まった人・・40%
★マネしやすい行動を設定する
→できるだけ多くの人が参加しているように見せる
P75
幸福は、個人の経験や選択の結果ではなく、人の集団の特性。
P72
★幸福で裕福な友人をより多く持つことが重要
★友人が多くの友人を持てば持つほど、あなたが幸せになる(その友人の友人の感情に関わらず)
・人間は社会的関係を追い求めるようにできている
・だから友人や家族と過ごす際、喜びが感じられる
・友人や家族がいる人は、感情に伝染しやすくなり、彼らの感情が自分たち自身の感情に影響する
P163
・知り合いであろうとなかろうと、他人の身に起こったことが、波紋のようにネットワーク上を広がり、私たちに影響を及ぼす
P79 孤独な友人を持つな
・感染する
・兄弟の孤独→影響なし
P93
・ホモフィリー=属性・質の面で似た者同士がつるむ
P113
・結婚のメリット
=生活が安上がり
=いろいろな選択が上質になる
=健康UP
P135、P165
・ネットワーク全体図を書いてみよ
・ネットワークの中心、情報のハブになっている人を探す
・その人に働きかける
P167
・(体重を減らすには)友達より、「友達の友達」と取り組む方が良い(友達は、体重を増やすように圧力をかけてくる可能性)
P150
・高い教育を受けた人は、better behavior をマネする傾向
・高い教育を受けた人は、他人からマネされる傾向
P211 強い絆と弱い絆の合わせ技
P221 つながり、つながりの実感を意図的につくる
P224 一票に価値はない
P278 誘因両立性を作る(双方にとってメリット有り)
・行動を選択するにあたり、他人の幸せを考慮する
・ネットワークへの帰属を重視する
P290 協力、利他的行為、処罰、ただ乗りはDNAに書き込まれている。
P303 ネットワークの安定化=決してなくならない接点に各人を結びつける
P306 パートナーをなくした人、社会的に孤立した人・・・周囲の世界を擬人化する傾向(例:岩が顔に見えてくる、ペット愛)超自然を信じる傾向(幽霊、天使、魂、神)
宗教・・・社会的なつながりを安定させる
P308 社会集団の適切な規模=150人(相互理解、チームがチームとして機能する=軍隊、村落の基本単位=コミュニケーションが成り立つ
=集団の規模を決める最大の要因は、心の力(=一人一人を特定し、人間関係を把握できるような範囲)
P311 言語は(毛づくろいの代わりに)集団の結束を保つ手段として発達した
- 感想投稿日 : 2021年1月4日
- 読了日 : 2021年1月4日
- 本棚登録日 : 2016年5月24日
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