類ない美貌と皮膚と香気を持ち無意識に男達を絡め取る少女、藻羅。一少女としての或一つの理想型だと思うが、藻羅をモチーフに人形を造ってみたいか、と、問われるならば、「否」だ。それは、藻羅の腰の部分の描写に原因があると思う。少女体型に成熟した「腰」は似合わない。読んでいて、ワタシは藻羅より、一部、二部、三部全ての終わりに微笑っている魔の創造主であり共犯者としての父「林作」に非常な興味を覚えた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2009年10月11日
- 読了日 : 2008年6月24日
- 本棚登録日 : 2008年6月24日
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