とても面白かった。特に社会的選択理論を具体的な事例に展開していった4,5章の読み応えはかなりある。「1人1票、多いほうが勝ち」という多数決のルールがいかに「民意の反映ではない」か、ということを教えてくれる。
そうなってくると、そのような「1人1票、多いほうが勝ち」というルールがどうやって形成されていったか、ということが歴史研究者としては気になる。そういう研究はあるのだろうか。日本史には少なくとも、ないと思うのだが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治
- 感想投稿日 : 2016年1月8日
- 読了日 : 2016年1月8日
- 本棚登録日 : 2016年1月8日
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