動物のお医者さん (第7巻) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1996年6月19日発売)
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本棚登録 : 960
感想 : 23
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 第13話は,3度目の犬ぞりレースのお話。さて,ハムテルとチョビたちは優勝できるのか…またしても漆原教授が邪魔を…。
 「解説」は,これまでの各巻に書かれていた解説をもう一度なぞったような面白いもので,こういうパターンも好きかも。物語を気に入った人たちがその理由を述べていくんだから,人の感想と重なるのは仕方ないものね。
 ただ,綾辻行人さん独自の視点も書かれていて,わたしも納得した部分があったので,抜き出してみる。

『動物のお医者さん』は心地好い。その理由はいろいろあるのだけれど,…中略… かなり僕の個人的趣味の問題になってしまうのだが,つまりそれは「推理小説的センスの良さが随所に感じ取れる」という点である。これはもう,推理作家である僕としては心地好くないはずがーいや,嬉しくないはずがない。

 確かに,誰がやったの? どうしてそういうことになっているの? というようなはなしがよく出てきますな。ミステリー的な要素が満載の『動物のお医者さん』ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 趣味
感想投稿日 : 2023年7月8日
読了日 : 2023年7月6日
本棚登録日 : 2023年7月6日

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