題名はよく知っているけど…という物語の一つ。
どうしてベニスで死ぬのかと思ったら…結論はかけませんが,そういう話でしたか。
イタリアの国旗が,あの紋章の入ったやつで,イタリア王国の頃の話だと言うことは分かる。Wikipediaによると,
1861年4月15日、サルデーニャ王国の国旗は、新たに建国されたイタリア王国の国旗となった。トリコローレの中央にサヴォイア家の紋章を取り付けたこの旗は、1946年6月に王政が廃されるまでの85年間、イタリアの国旗であった。
とあるように,この紋章が入ったヤツがあれば,そのお話は,1861-1946のイタリアが舞台であることの証明となる。
さて,ドラマの内容は好青年に心引かれる芸術家の話。今ではこういう話も,まあ,見てもいいかと思うけれども,ずっと前にこういう話を書いたトーマス・マンさんがすごいな。というか,日本でも昔から男色系の話はないことはないか。
《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督が、ノーベル賞作家トーマス・マンの小説を映画化。
マーラーの交響曲第3番、そして第5番、 全編を彩る甘美な旋律も忘れがたい名作。作曲家のアッシェンバッハは、静養のためベニスを訪れ、ホテルに同宿するポーランド貴族の少年タッジオの美しさに心を奪われる。理想の美を追い求め、自らの命を削っていくアッシェンバッハ。その苦悩と歓喜を、ヴィスコンティ監督ならではの美学で描く。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月12日
- 読了日 : 2022年9月12日
- 本棚登録日 : 2022年8月27日
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