この映画は,主人公ビリギャルの有村架純の演技に尽きる。ギャルが猛勉強して慶応に入るという話が,本当にあったというのもたのしい。今でこそ,ダメ高校生が東大を目指すマンガがあったりするけど,この頃は,まだなかったんだっけな。
主人公さやかの父親や学校の教師と学習塾の指導者坪田との対比も見逃せない。教育者(親だって教育者だぞ)として大切なものを教えてくれる。そのひとつに,慶応大学に落ちたときに坪田が書いた,さやか宛の手紙が素敵だった。この手紙には,次の試験に合格するかどうかに関係なく,さやかに自信を与える言葉だった。
坪田の言葉…「意志のあるところに道は開ける」…いいなあ。
最後の場面,父親の背中に飛び乗るさやか。これ,最高だわ。
《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
有村架純が金髪ギャルの高校生を熱演、実話をもとにしたベストセラー小説を映画化した青春エンターテインメント。
名古屋の高校に通うさやかは、友人たちと遊んでばかりで成績は最下位だった。ある日、見かねた母の勧める学習塾で講師の坪田と出会う。坪田は小学生レベルのさやかの学力に驚くが、一緒に超難関大学を目指すことに。 坪田の熱意ある指導や、塾で勉強する仲間たちに支えられ、さやかの成績は次第に上がっていくが・・・。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月23日
- 読了日 : 2023年4月22日
- 本棚登録日 : 2023年4月22日
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