社会の抜け道

  • 小学館 (2013年10月1日発売)
3.50
  • (10)
  • (44)
  • (42)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 470
感想 : 58
4

対談形式なので読みやすい。もっと雑然とした内容かと思っていたがそうではなく、しっかりまとまっているのは構成が速水健朗さんだからか。IKEAやコストコに行ってみたことで消費論について語ったり、これからの農業について、コミュニティについて語ったり、食や保育、政治参加にまで話が及ぶ。こうして読むと哲学というのは無用のものでいて、世間にどう相対して解釈するかの基準を作ってくれるのだなあと思う。
國分さんは著書を読んだ時、人としての感情がないくらいに超絶頭が良さそうに思ったが、実際はドライながらもかなり暖かそうな人のようだ。
とにかく頭が良い人同士の対談。面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月12日
読了日 : 2014年4月12日
本棚登録日 : 2014年4月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする