記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2001年1月19日発売)
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本棚登録 : 2350
感想 : 213
5

この本はヤバい。

題名にある「記憶力を強くする」学習の仕方を、
マクロとミクロの知見を絶妙に使い分けながら考察し、説明してくれている。

とにかくヤバい。
これは自分の知識レベルにピッタリ合う様な本だった。

以下付箋を付けたところを抜粋します。

・意味記憶ではなくエピソード記憶として脳に蓄えると、顕在意識で引き出せる
・記憶の3箇条
1.何度も失敗を繰り返して覚えるべし
2.きちんと手順を踏んで覚えるべし
3.まずは大きく捉えるべし
P139

・覚えるべきだという強い信号がきたときにのみ、脳はそれを記憶する

・記憶する為には「閾値」を越えなければ記憶されない。
しかし、記憶を連合させれば「閾値」以下のものでも覚えられる(連合性)

・年齢が行くと記憶力が低下すると言う嘘
神経細胞は年と共に減っていくけど、シナプスの数はむしろ反対に増える。
つまり、神経回路は年齢を重ねるにしたがって増加していく
だから、神経細胞の減少に負けない様シナプスを増やす作業をすれば、記憶力は向上していく

・「ストレス」は記憶をすることにとって天敵ではあるけど、実は「ストレスを学習する」ことができる。
ストレスを学習する、すなわち「慣れる」ことができ、ストレスは減少する

・記憶に良い学習周期それは、
1回目に1週間後、2回目に2週間後、3回目に1ヶ月後が記憶の定着に最も良い


知識や技能を身に付けるには最低6時間以上は寝ることが欠かせない

・勉強と成績の関係で
1→2→4→8→16→32→64→128→256→512→1024
と、累積する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年5月14日
読了日 : 2014年5月14日
本棚登録日 : 2014年4月30日

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