夏目友人帳 4 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (2007年8月4日発売)
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本棚登録 : 3963
感想 : 137
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●「恐い」と思ってしまう事が起こらないようにしてきた事が、自分への縛りになる。夏目の場合は「妖が見え、それに反応してしまう事で他人から気味悪がれた」という過去から、「相談したい、他の人にも自分が感じた事を知ってほしい」と思う気持ちに蓋をして本音を話さなくなってしまった。

そんな夏目が、同じく妖を知る名取と一緒に行動する事で、少しずつ打ち解ける。そんな様子を見ててホッコリする。

●出会いと、ほんの少し悲しい別れ。これがあるから面白いと思えるのかも。心が動く物語は面白い。そして人の感じる悩みを、妖の話の中で語り、解決していく様をほんのりと描いているからついつい読んでしまうのかも。

●言動は荒いけど優しいニャンコ先生に好感が持てる。そして、絶対夏目に怒られる事がわかってて変な行動を起こすお茶目さも好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月11日
読了日 : 2021年4月11日
本棚登録日 : 2021年4月3日

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