のぼうの城 (下) (小学館文庫 わ 10-2)

著者 :
  • 小学館 (2010年10月11日発売)
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三成は忍城攻略に、秀吉が得意な水攻めをおこなっている。
それに対して、長親がとった思いもよらない対抗策とは。

大賢は、大愚に似たり

天正15年(1588年)に九州平定をなしとげた、秀吉は、天下統一の総仕上げである小田原平定に向かう
天正17年小田原攻めに平行して、北条傘下の支城攻めをおこなっていた 。
そのうちの1つが、忍城です

三献茶で知られる小才の石田三成と、坂東武士である、成田長親との知力戦

三成は関ケ原で敗れ刑場の露と消え、長親は、尾張で天寿を全うする。

甲斐姫の大阪城以降の話、東慶寺の伝説などの余韻を残す

知略とは、勇猛と柔弱には関係がないとの見本である。

目次

上巻





下巻





ISBN:9784094085525
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:224ページ
定価:457円(本体)
発売日:2010年10月11日 初版第01刷
発売日:2012年12月02日 初版第15刷

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年7月10日
本棚登録日 : 2023年7月10日

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