図書館。著者の作品が好きなのと、前々から勧められていたので。
よかった。めちゃくちゃよかった。ストーリーだけを追えば、なんとファンタジックな、なんと少女趣味なと言われかねないのを、著者の紡ぐ本当に美しい文章と眼前に肉迫するようなイメージをもって、これほどまでに悲しくて愛おしくて美しい作品にするなんて。クライマックスからラストにかけて、もしかしたら走ってきたように息が荒くなっていたかもしれない。そして葬送。
私に宝塚趣味はないけれど、こんなにも愛され、美しく描写される宝塚、おそるべし。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年3月14日
- 読了日 : 2023年3月14日
- 本棚登録日 : 2023年3月5日
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