とても繊細で儚くて今にも消えてしまいそう。
触れることすらためらってしまうそんな少年。
二人の物語は暖かくてとても切ない。
耕太の言葉が胸に突き刺さる。
誰にでも平等な目を向けられていたのは
何才までだったんだろう。もしかすると
初めから私は平等を持ち合わせていなかったのかも知れない。
ページをめくるたびに考えさせられる。
一つ、一つの言葉が、思いが
私の中に流れてくる。繊細で今にも崩れ落ちてしまいそうな優しさが、暖かさが。
言葉で表現しようとしても
この思いは伝えきれなくて、、
この気持ちを大切にしたい。
そんな風に思える小説は久しぶりで、
私の宝ものの一冊に追加されました。
辛い夜、さみしい夜、悲しい夜は
きっとこの小説を手にとるでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年5月17日
- 読了日 : 2014年5月16日
- 本棚登録日 : 2014年5月11日
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