選ばれた女 1

  • 国書刊行会 (2006年9月1日発売)
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感想 : 4
5

読むのにやたらと時間がかかった。面白いんだけど、なかなか前進しないという、ちょっと珍しい本。
全体的に、豪奢かつグロテスク。美しいのに醜い。

恋愛の始まりなのに、既に終わりを意識している。恋愛の終わり、というより人生の終わりを。「どんなに美しくても、最後はみんな土の下で朽ちた死体になるんだ」という想いが、通奏低音のように鳴り続けている。

下巻に進もう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 外国文学
感想投稿日 : 2011年3月2日
読了日 : 2011年3月2日
本棚登録日 : 2011年3月2日

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