うーん。この本は人気のようだけど自分としてはいまいち。
研究者が書いた本っぽくないなーと思った。筆者の主張(自分とは何か?人間とは何か?)を一つにまとめた章があるわけではなく、アンドロイドやその派生物を作っていく過程で感じたことを随筆のように書き並べている。そのような書き方だから、アンドロイドを作ったことで得られた人間に関する哲学的考察という本書の主題でさえ細切れかつ中途半端で終わっている感が否めない。正直、著者が減量するための努力の過程などどうでもいいんだ。本に書ききれない研究内容がまだたくさんあるとあとがきで書くくらいなら、そういう重要度が低い話題の類はコンパクトに収めればいい。それともそのような内容よりもさらに取るに足らない研究内容なのか?
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- 感想投稿日 : 2011年12月13日
- 本棚登録日 : 2011年12月13日
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