教会の権威がいかにアンタッチャブルなのかは日本人にはいまひとつ理解できないところではあり、「衝撃のスクープ」と言われてもピンとこないのは確か。聖職者による児童の性的虐待というエグいテーマながら、露骨な描写(ゲスい神父が子どもにいたずらをするような場面)が(たぶん意図的に)描かれていないことも、インパクト不足の一因と思います。
それでも、タブーに切り込んでいく記者たちの志の高さや、現場の記者と上司、それぞれの役割を果たすチームの結束はみるべきものがあります。中でもマーク・ラファロの演技が素晴らしく、オスカーノミネートは当然。
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◆映画:ドラマ
- 感想投稿日 : 2017年12月22日
- 読了日 : 2017年12月17日
- 本棚登録日 : 2017年12月17日
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