サンドリーヌ裁判 (ハヤカワ・ミステリ 1891)

  • 早川書房 (2015年1月9日発売)
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本棚登録 : 143
感想 : 15

主人公の亡き妻に対する疑心暗鬼が生み出す、暴走の妄想世界に付き合わされます。それも、典型的なスノッブの妄想に。一人相撲の挙句、自滅への道をたどる様子は滑稽なほどです。というか、これはコメディですよね。終盤で救済と再生の物語へと急展開させるのが作者の真骨頂でしょう。旦那はリアルな存在ですが、妻は聖女ですか?女性陣はありえないと思うのではないでしょうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年9月14日
読了日 : 2015年9月14日
本棚登録日 : 2015年9月14日

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