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内容(「MARC」データベースより)
17歳で志願し入隊してから20歳で敗戦をむかえるまで、ナチ政権下のドイツで実際に体験した戦争のなまなましい姿。「あのころはフリードリヒがいた」「ぼくたちもそこにいた」に続く、3部作の完結編。
戦場で、兵士としての体験。
ドイツの兵隊も、日本の兵隊のシステムとなんら変わらないんじゃないかと思わせる記述が時々ある。
訓練と称していじめがあったり、管理されすぎるが故の暴力。
兵隊になれば、兵士になれば、制服もあり、配給も豊かになり、尊敬されると信じて志願して(父親は反対する)、そして現実に直面する。
お父さんも戦争に取られ、お母さんの苦労はどれほどか。
戦争はいけない。
でもどうして戦争になったのか?
その戦時下でどういう選択をして生き延びたのか?
考えさせられました。
Die zeit der Jungen soldaten by Hans Peter Richter
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
童話
- 感想投稿日 : 2010年7月29日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年9月4日
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