海風があなたを (ライムブックス ウ 1-2)

  • 原書房 (2006年4月1日発売)
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感想 : 4
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図書館の本

ほんぽーとから借りてきていた物を読了。
あらすじのところに「コンテンポラリー・ロマンス」とあってなんだ?と思ったのですが現代のロマンスでした。なーんだ(笑)

(BOOKデータより)
あらすじ
ニューイングランドの海沿いの街。政治家だった夫の殺人容疑で、周囲から白眼視されながら暮らす“呪われた未亡人”、サンドラ。童話作家でもある彼女は、海が望める小高い丘の古い家屋に住んでいたが、その家を売却して他の土地へ移り住む決意をする。彼女の「過去」を誰も知らない街へ。しかし、家を売却するには、修理が必要だった。サンドラが依頼した建築業者は、ハーバーに繋留したクルーザーで船上生活をするマイク。彼は古い家屋修復のエキスパートだった。マイクは修復作業をしながらも、サンドラの夫の死について疑問を持ち、調査を始める。孤独にさいなまれたサンドラに強く惹かれるマイク。それはサンドラも同じだった。サンドラの夫の死の真相は?強く惹かれ合う2人の行く末は?

本を開いた献辞でもう大笑い
「いつもわたしの壊した物を修理してくれる○○へ」
えっと、このスーザン・ウィッグスもわたしと同じでクラッシャーなのかしら?

マスコミってこわいわ。
無罪って判決がでても「殺人者」とあおりたてられる。
そして仲良くつきあってきたはずの義父母まで「殺人」として訴える。
でも真相は全然違うところにあった。そんな作品。

ミステリー仕立てで本当はだれがヴィクター(夫)を殺したのか?が分からず話は進行します。
そしてヴィクターの幼なじみのマイクが登場し、サンドラとの関係を築くために事件の真相を追っていくの。
一方でマイクの子供とサンドラとの交流もいい感じで書かれているし、プードルもかわいいのでずーっとミステリー仕立てで緊張が続くお話ではありませんでした。

真実が明るみに出たとき、恥じ入ることのない生き方って大事なんだなと思いました。

アメリカの古い家が物語の舞台。
想像できそうで出来ません。どんな海辺の家だったのかしら?
それとも知っている?
そんなところも気になる作品でした。

Passing Through Paradise by Susan Wiggs

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 外国の小説
感想投稿日 : 2010年2月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年2月1日

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