僕と森野はゴス(GOTH)仲間だ。異常な殺人事件やそれを実行した犯人に対して暗い魅力を感じている。一般の人に比べると感覚がずれている。悪趣味だ。だが、悲惨で聞いた瞬間に首が吊りたくなるエピソードを僕らはいつも求めていた・・・。
主人公二人の思想や行動基準が理解しがたく、彼らに対して何一つ共感することができなかった。作者自身はこの作品をライトノベルのつもりで書いたそうだが、「犬」「記憶」は本格ミステリとして一級品で読者の想像を覆す破壊力有り。他に類を見ない新感覚な短編集だが、万人にはオススメできないかな。
週刊文春ミステリーベスト10 7位
このミステリーがすごい! 2位
本格ミステリ・ベスト10 5位
本格ミステリ大賞受賞(2003年)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本格ミステリ
- 感想投稿日 : 2023年11月5日
- 読了日 : 2009年5月17日
- 本棚登録日 : 2023年11月4日
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