高額時給の求人広告を見て集まった12人のモニター。 アルバイトの内容は、外界から遮断された「暗鬼館」で7日間を過ごすこと。主催者の目的は、彼らの様子を24時間観察することだという。平穏無事で終われば皆が大金を手にして帰れるおいしいバイトのはずだったが・・・。
クローズドサークルのフーダニットもの。閉ざされた世界で一人また一人と殺人が起きていく設定は、オーソドックスで嫌いじゃないけれど、謎解きの論理性や意外性に欠ける。犯人の動機もよくわからないまま終わっているし・・・。12体のネイティブアメリカン人形やノックスの十戒といった、ミステリのガジェットがたくさんちりばめられているが、著者の狙いが奏功しているとは言い難く、空回り感あり。
週刊文春ミステリーベスト10 7位
このミステリーがすごい! 10位
本格ミステリ・ベスト10 4位
ミステリが読みたい! 13位
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本格ミステリ
- 感想投稿日 : 2023年11月14日
- 読了日 : 2011年5月24日
- 本棚登録日 : 2023年11月14日
みんなの感想をみる