疑心・嘘・思い込み・・・運命。一つの不信感から、次々と生まれる思い込みが全ての運命の歯車を狂わす。真実は簡単で優しいものだった。思い込みから誰かを傷つけ、もう抜け出せない。出口が見つからない。そして、取り返しのない方向へ足を進めてしまう。作者の「思い込み」に、まんまと嵌められた。そう、、楓でもなく蓮でもなく···辰也でもなく圭介でもなく、思い込みの怖さを知ったのは、私だと言う事。道尾さん、お見事でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
道尾秀介
- 感想投稿日 : 2019年1月20日
- 読了日 : 2019年1月18日
- 本棚登録日 : 2019年1月18日
みんなの感想をみる