少年時代のナイジェルとジェフリーのお話。奔放なジェフリーに対して堅物なナイジェル、それぞれに重い過去を背負っている二人が自分の本質を見せられるのはお互いだけ。お互いを求め合い、信頼し合い、補い合って二人で一対であるという関係性にとても惹かれる。この二人の強い絆があればこそ、海斗を挟んだ3人の恋のもつれも乗り越えられたんだと思う。そしてそれは、ジェフリー奪還にも希望を繋げる。ヤン・グリフュスとのエピやキット視点のナイジェルとの出会いも読めて嬉しい。彩さんの絵もとても素敵で、物語の途中、何度も何度も見入った。
読書状況:読み終わった
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松岡なつき
- 感想投稿日 : 2011年12月11日
- 読了日 : 2011年12月11日
- 本棚登録日 : 2011年12月11日
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