永遠の昨日

著者 :
  • 白泉社 (2010年11月1日発売)
4.14
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本棚登録 : 380
感想 : 28
5

号泣。でもその涙は温かいと感じました。ファンタジーな展開の中に積み重ねられるエピソードはリアリティを持って心に響いてきます。悲しみを癒す方法は最後まで提示されないけれど、浩一との関係において愛し愛された事実は消えることなく満の人生に永遠に存在するということに救われます。また、恋愛話としてだけ閉じるのではなく家族という視点にもっていっているのに感動。そして、浩一に語りかける最後の一文に満の「これから」が読み取れ、次ぺージの桜舞うイラストにまた、涙…。BLを超えた秀逸な文学作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 榎田尤利
感想投稿日 : 2011年1月17日
読了日 : 2011年1月17日
本棚登録日 : 2011年1月17日

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